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9月3日 「チベットの音調」チャン・ルイプロデューサーとヂャオ・ダーシンプロデューサーのゲストトーク

2009/09/04

 ゲストトークには、チャン・ルイプロデューサーとヂャオ・ダーシンプロデューサーの二人が参加し、作品制作のきっかけや苦労話、チベット音楽の魅力が紹介されました。

Q この映画を作ったきっかけをお教え願えますか?
ヂャオ・ダーシンさん チベットは非常に美しくて神秘的なところです。この60年でこの街は社会的にも非常に大きな変化を遂げてきていますが、チベットは人があまり行かない、知らない場所です。そういう場所を世界の皆さんに伝えたいと思ってこの映画を作りました。

Q 撮影中に大変だったことはありますか?
チャン・ルイさん とてもたくさんあります。まず、チベットは海抜がとても高いので、高山病になる恐れがあることです。映画の最初に夢で神湖に行くシーンでは、撮影と酸素の吸入を繰り返し行いました。そしてもう一つ大変だったことは、道が曲がりくねっているので、凍結して滑ったりする危険があったことです。実際に撮影中に事故も起こりました。ですが、あれほどきれいな所なので、神様、仏様の守りがあったのか人命には至りませんでした。

Q チベットに行って、目に見えないものに導かれるようなことはありましたか?
チャン・ルイさん あります。それは、チベットを訪れる方が感じるのと同じような気持ちだと思います。映画には運命の中で決められたことだとあります。私が今日こうして名古屋に来たのも運命なのだと思います。

Q タイトルにある「ガンラメイド」は古くから伝わる曲ですか?
ヂャオ・ダーシンさん 「ガンラメイド」はチベット語で「雪蓮花」という意味です。この言葉には美しさ、忍耐力のイメージがあります。チベット人はたくさんの民謡を歌っていて、「ガンラメイド」はその素材を取って編集し直したものです。チベットで音楽は非常に重要な役割をしていて、様々な目的をもったたくさんの種類の音楽があります。この映画を見れば、チベットに関して、特に音楽については全面的な理解が得られると思います。

Q 最初のシーンで人々が絵を持ち上げていたのはお祭りですか?また、そこに出てきた白い布は何ですか?
チャン・ルイさん あれは雪頓節というチベット族の祭りで、毎年8月20日に行われています。チベット族は信じている神、仏を絵にするのが好きで、小さなものから大きなものまで色んな材料を使って描きます。上から下に巻き下ろしていくのは、1年中保管し続けるのは良くないので日に干す意味と、皆の目に触れることも大切だという意味があります。白い布は「ハダ」といって、お客さんなど相手を尊重するときに渡すものです。

Q 最後に一言お願いします。
ヂャオ・ダーシンさん 中国には56の少数民族がいて、チベット族はそのうちの一つです。それぞれの民族にはそれぞれ音楽、文化があります。この映画を見てチベットだけでなく、他の少数民族にも関心をもってもらいたいと思います。

チャン・ルイさん 機会を探して、ぜひ中国、チベットへお越しください。チベットは神秘的で気高く美しいところです。自分の中に描いた夢、そこで見た夢がきっと見られると思います。皆さんの気持ちがかないますように。

(小川)