デザインコンテスト最優秀賞発表

厳正なる審査の結果、最優秀作品を選びました。今年は、１２０作品の応募があり、この作品を採用したポスタ－やパンフレットは、愛知県内の公共施設、各映画館、ウィルあいちほかで掲示配布いたします。

最優秀賞：東京藝術大学4年 小林　寛（こばやし　かん）さん（ 東京都在住 ）

作品のテーマ

国内唯一の女性映画祭ということで、さまざまな女性によって映画がつくられている様子をイメージしてデザインしました。
製作者が一丸となって現場を見つめる映画製作の雰囲気、また、女性をイメージしたやわらかなラインやフォント、装飾などを工夫しています。

作品講評

審査委員長：白木彰（グラフィックデザイナー・愛知県立芸術大学名誉教授）

　今年の応募総数は１２０点であった。多くの作品の中から最終的に選ばれた本作は、女性たちが取り組む映画製作の現場を軽やかなタッチで表現したものである。シンプルで繊細かつ大胆に描かれたイラストレーションは、都会的で白描と色面とのバランスが実に良い。また、タイトルの文字も描かれた女性たちの視線の背後にうまく構成され、植物と共に快い空間を演出している。１２０作品の頂点にふさわしい秀作だと思う。