topimage2014 happyou-2

あいち国際女性映画祭2014は
9月7日に5日間の会期を終え終了しました

ノミネート作品


ナイアガラ/監督:早川千絵

niagara

日本/27分/出演:伊丹咲季、星野慶太
幼い頃に両親を亡くし養護施設で育ったヤマメ。18歳になった彼女が初めて知った死刑囚の祖父の存在。施設を出て認知症の祖母のもとを訪れたヤマメは、祖母の家に勝手に住みついている風変わりな介護士の男、田西と出会う。街で録音してきた様々な音を祖父に送っているという田西。ヤマメもまた祖父に送る音を集め始める。


アカベンチャー/監督:岡本典子

akabentya

日本/6分/声:まめ2、梶原翔平
ママとパパは、お腹の中にいるちびちゃん(赤ちゃん)を想像する。羊水で満たされたそこは、まるで宇宙。星がきらめくその宇宙を、ちびちゃんは一生懸命泳いでいく。ちびちゃんはママとパパに会うために、お腹の中を冒険しているのだ。


Strangers/監督:SO-JEONG SHIN

strangers

韓国/25分/出演:Yun-jeong Cho、Dong-yeop Kim
チョンミは、息子の手術代を稼ぐため、偽装結婚し韓国で働いている。ある日、チョンミは職場の壁に落書きをしている少年を捕まえるが、息子と同じ年齢のその少年は、チョンミと同じように孤独だった。昼食を共にするうちに、二人の間に友情のようなものが芽生え始めたが、チョンミは入国管理官に見つかってしまう…。


京太のおつかい/監督:大川五月

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日本/20分/出演:土屋楓、清水美沙
防災ずきんがトレードマークの少年・京太が繰り広げるハートウォーミングな物語。ある日、京太は街に引っ越して来た詩織という一風変わった少女と出会う。互いに何か惹かれるものを感じて意気投合するふたり。一緒にちょっとした冒険に出かけるが、そこに待っていたものとは…。


ネクタイと壁/監督:山本亜希

nekutai-to-kabe

フランス/29分/出演:ブリューノ・トデスキーニ、ニコラ・ジロー
ヤンは、父の遺体に着せた服に合うネクタイをなかなか決められないまま、思い出に耽る。この父子にとって、父のネクタイの結び目と息子が壁に描いた絵がずっと一種 のコミュニケート手段だった。壁を塗り替えることが出来なかった父。その作業を引き継いだ息子。壁の絵を前によく理解されぬまま逝った父との関係を結び直そうとする息子。人生の頁をめくらねばならない時が来ている。


Through the Windows/監督:佐藤美代

Through-the-Windows

日本/3分
女性の見つめるひとつの窓から複数の窓への移ろいが、様々なシーンを回想する。都市の音と想像上の音は溶け込み、感情に寄り添う音楽となる。自由自在にメタモルフォーゼする窓の世界は、移動し、拡張し、映し、保管し、時には照らす灯台のような存在となる。 絵具、粘土、切り絵などを用いて制作したアニメーション作品。


The way back/監督:Halla Kim

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韓国/23分/出演:Sung gwang Ha、Seung ho Lee
男は長い間、年老いた叔父の世話をしながら生活している。孤独な叔父に同情はするが、面倒を見続けることは困難だった。ある時、男は家族も友人もいない施設で暮らす老人たちについて書かれた記事を目にし、叔父をその施設に入れるため、身寄りのないもうろくした老人を演じさせ、警察に保護されるよう仕向ける。


コップの中の子牛/監督:朱彦潼

koppu-nonakano-koushi

日本/11分/声:朱彦潼、朱依東
ある日、4才の娘ヌヌは、牛乳の入ったコップの中には子牛がいると父に言われた。それを信じてヌヌは牛乳を飲み干したが、コップの中に子牛はいなかった。今度は、子牛がヌヌのお腹に入ったと父は言う。そんな風に、日ごろから父が色々な嘘をつくので、ヌヌはだんだん父の言うこと信用しなくなっていく。中国80年代の江南地方を舞台にした、親子の間の小さな物語。


Rollerblade/監督:SEUNG MI LIM

Rollerblade

韓国/20分/出演:Seoyeon Kim、Jaeyun Jung
まもなく再開発される町に住んでいる少女は、他の子どもたちが楽しんでいるローラーブレードがほしくてたまらない。ある日、少女は子どもを襲うといううわさのある廃品屋の老人が、ローラーブレードを持っているのを見た。何とかしてそれを盗み出そうと、弟と友達を連れその老人の家へ忍び込んだのだが…。


あの、ヒマワリを探しに/監督:湯浅典子

anohimawariwosagashini

日本/25分/出演:杉浦文紀、大川裕明
製薬会社の営業マンとして働く村上は日々の仕事に追われている。そして、週末の今夜も上司に付き合い、居酒屋で飲み明かしていた。その居酒屋には高校別の寄せ書きノートがあり、母校のノートにはこんな一言が。「中庭のヒマワリ畑は今年も咲いてますか?誰か教えてください」。酔った勢いで、それを確かめるべく村上は電車に乗り込んだ!