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ライク・サムワン・イン・ラブ

アッバス・キアロスタミ監督最新作

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  • 2012年/日本・フランス共同製作/109分
  • 監督:アッバス・キアロスタミ
  • 出演:奥野匡、高梨臨、加瀬亮
  • 配給:ユーロスペース

イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督が日本人俳優・スタッフを使い、日本で撮影し日本語で作られた映画。監督自身が投影されたかのような現役を引退した元大学教授、デートクラブで働く女子大生、そして彼女をストーカーまがいに拘束しようとする恋人。それぞれの“ひとりよがりの愛”や“うそとほんと”が織りなす不思議な物語。


80歳を超え、現役を引退した元大学教授のタカシ(奥野匡)は、亡妻にも似た一人の若い女性明子(高梨臨)を、デートクラブを通して家に呼ぶ。整えられたダイニングテーブルには、タカシによってワインと桜海老のスープが準備されるが、まどろむ明子は手をつけようともしない。明子はむしろ、彼女に会うためにいなかから出てきた祖母と会えなかったこと、駅に置き去りにしてきたことが気にかかっている。 翌朝、明子が通う大学まで車で送ったタカシの前に、彼女の婚約者だというノリアキ(加瀬亮)という青年が現れる。ノリアキはタカシを明子の祖父と勘違いする。運命の歯車が廻りだす―。(公式サイト

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Shohreh

ショーレ・ゴルパリアン

イラン生まれ。79年に来日し、91年から通訳、翻訳家として映画界で活躍。イラン映画や中近東映画の紹介に努めている。映画製作も手がけ、主な作品は「アフガン零年」「CUT/アミル・ナデリ監督(2011)」など。